雨漏りとも違うすがもり

雨漏りとは?

経年劣化やサビの進行で穴が開いてしまい、そこから雨水等の侵入による室内へ水が垂れてくることです。

また侵入経路は屋根だけではなく外壁や、サッシの上等様々な箇所があります。

右の写真のように雪下ろし時に穴をあけてしまっている

場合もあります。


すがもりとは?

一例ですが、雪止め金具等でせき止められた雪が

室内の暖かい空気で溶け、氷ができてしまい、

氷により雪止め水もせき止められることにより

水がハゼの中を通り建物内に侵入するなどが原因による

ものです。

雨漏りの一種ではありますが、劣化していない屋根でも

起こりうる症状であります。

つららができる箇所=雪が解け水になり流れている箇所ということになりますので、注意が必要です。

 


どうすればいいか?

フラットな屋根も少し勾配があり雪止め金具がついている時屋根も雪を乗せたままにするとすがもりの恐れはあります。

特に気温が上がってくる2月後半や3月には雪解けも進み、

屋根の上でも雪解け水が溜まってしまっている住宅がみられますので、雪下ろしを行い、先端に氷があれば水をせき止めてしまうので落としましょう。

すがもりの原因は水が流れ落ちずたまりにたまって侵入してしまうことがほとんどですので、雪下ろしを行うことでほぼ改善されます。

また雪解け後怪しい箇所にはコーキングで隙間埋めを行うことや、開いているようなハゼが見られれば、部分的に締めなおすのをおすすめ致します。

※ハゼの締め直しはサビが出ているような箇所、劣化しているような箇所には逆に悪影響を及ぼす場合もあります。

必ず専門家に見てもらいましょう。