無落雪(スノーダクト)だから雪下ろしは必要ない?

無落雪の屋根だから雪下ろしは必要ないと思われている

お客様は正直多いのですが、この写真のようにスノーダクトがある住宅で雪を下さずに放置していると、、

 

熱線があり溶かすのはもちろんですが、

雪の重さは1㎡あたり

新雪で50kg~150kg

2月くらいの雪になると250kg~500kgくらいになるそうです。

スノーダクトの電源を入れっぱなしにした場合でも溶けて水となった雪はその近辺の雪も湿らせてしまうので、

そこにかかる負担はやはり大きくなります。

 

 

 

1㎡だけの屋根はないのでわかりやすく100㎡の屋根があったとします。

100㎡の屋根に降り始めの雪が積もると50kg×100㎡で5t。。約車5台分ですね。

 

でもみなさんそんなわずかな雪では雪下ろしを考える方はいらっしゃらないので、

100㎡の屋根に降っては溶け降っては溶けを繰り返している2月くらいの湿った雪で

考えると1㎡あたり約300~500kg×100㎡。。30t~50t。。

 

ものすごい重さになりますね。

 

もちろん北国の住宅はそれに耐えうる設計がなされているとは思いますが、

冬に雪が積もっているとドアの開け閉めがきつくなった、ドアが開かなくなる等の症状をお聞きします。

雪を下し、少し時間が経つと押し付けられていた力が緩み開くようになったりといったこともあります。

またこちらのお客様の例では、スノーダクトな為、雪を下されたことがないそうで、なかなか屋根に登るという機会もないので、私が発見したのですが、

スノーダクトと屋根材の取合いの箇所で雪の重みでトタンが下がってしまいハゼの位置で切れ目が入ってしまっている状態でした。

この状態では水がここから侵入してもおかしくない状態ですので、コーキングで塞ぐ・もしくは屋根材の張り替えを行う等の工事が必要となります。

 

一概には言えませんが、ダクトの熱線を使用し、雪を下されたことが無いという点を考えると雪の重みで引っ張られてしまいこのような状況になってしまったのだと考えます。

 

 

スノーダクト(無落雪)の住宅もこのような状態になるのを防ぐ為、雪下ろしが必要だと考えます。

屋根の点検はもちろん高所作業なので、ご自身で点検もよろしいですが、私共はご相談も無料でお伺いしておりますので

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